環境教育・木育を通して「豊かな心」を育む
森林

環境教育・木育を通じて
豊かな心を育てる
「モノ(者=人)づくり」

共育工房IPPOは、岐阜県を拠点に全国で、身近な自然を通した「環境教育」や、暮らしで使う木のモノづくりを通した「木育」に取り組んでいます。

自然や森、木、文化…色々なことを「わかりやすく」。でも、ただ単に、知識そのものを伝えるのではなく、その裏側にある、目には見えない「メッセージ」を伝える。

この「インタープリテーション」と呼ばれる伝え方の一手法を大切にし、「インタープリター」として、自然体験や木工体験を通して、日常の「身近なこと」「あたりまえこと」を感じ、気づき、そして伝えていきたいと思っています。

シャボン玉で遊ぶ子供
無邪気な子供

私が幼少の頃、野山を走り回ったり、木登りをしたり、草花遊びをしたり…と、たくさんの「遊び」を通して、身近な自然にたくさん触れ合ってきました。

また私の同級生の親の仕事は、スーパー、豆腐屋、畳屋、風呂屋、居酒屋…と様々で、たくさんの仕事の様子が身近に見て取れました。

そして、家では、食べ物やモノを粗末にすると「バチがあたる!」と言われ、いただいた「命」と、食べ物やモノにかかわる人の「一生懸命」の大切さを伝えられました。

あれから時代も大きく様変わりして、子どもたちの遊びも多様化し、また暮らしも便利になりました。けれども、目には見えない大切なことが見えづらくなった気がします。

私は、「環境教育」や「木育」を通じて、目には見えない部分に気持ちや想いを馳せ、色々な「つながり」を大切にする人、「自分の考え」を持った人を、一人でも多く増やしていきたいと想っています。だからこそ、環境教育・木育を通じて「豊かな心」を育む必要があるのです。

環境教育・木育の効果

自然であそぶ であそぶ であそぶ でつくる」
  「自然や森、木を感じる」
「自然や森、木のことを知る」

自然や森、木の魅力を知ってもらい、「自然が好き 森が好き 木が好き」というファンを増やしていきます。けれども、現代の私たちにとっては、自然や森、木は「身近な存在」ではありません。例え、自然や森、木が身近にあったとしても、「興味がない」というのが現実です。

環境教育や木育の取り組みでは、「触れる」「感じる」という体験を通して、自然や森、木に興味を持つ「きっかけ」をつくって「身近な存在」にし、自然や森、木への「愛着」と、自然保護や、様々な環境問題への「意識」を高めることが期待できます。また、「身近な自然」や「暮らしモノ」をテーマにして取り組むことで、日常の暮らしを見つめなおし、そして、日常の暮らしを豊かにするきっかけにもなります。

また、「アナログな体験」を基本とする環境教育や木育は、人間の「感覚」をバランスよく刺激してくれるだけではなく、リラックス効果や情緒の安定が期待できますので、五感が著しく発達する幼児期の「原体験づくり」として取り入れてもよいでしょう。リラックス効果や情緒の安定という面では、日々多忙で時間にいつも追われている「大人」にこそ、必要なことかもしれません。

このように、環境教育や木育の取り組みは、子どもの成長や、日常の暮らしを豊かにしてくれるだけではなく、未来の地球や日本の社会に対しての意識を、自然と身につけることができます。まさに「心の共育」なのです。もしかすると、この取り組みには、医療や福祉、その他の分野へとさらに拡がっていく可能性が、まだまだ秘められているかもしれません。

「どうしたら解決できるのか?」 地球温暖化やゴミ問題、自然保護、持続可能性…。様々な環境問題への関心を高める教育活動です。よりよい未来の地球、自然、社会を描き、「自分で考え行動する人を育てる」ことを目指しています。

「樹(木)とふれあい、樹(木)に学び、樹(木)と生きる」2004年に北海道庁によって提言された教育概念です。木を子どもの頃から身近に使っていくことを通じて、「人と森や木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育む」ことを目指しています。森や木を切り口にした「環境教育の一つ」と捉えることもあります。

環境教育も木育も、その活動は、子どもからご高齢の方、障がいのある方まで、すべての人びとを対象にしています。今やこの活動は日本全国へと拡がり、保育や教育にとどまらず、医療、福祉、行政、企業といった様々な分野で、イベントやワークショップといった様々な形で取組まれています。

私たちができること
私たちができること

「環境教育・木育インタープリター」として、保育園や幼稚園、こども園、小学校、行政機関、NPO団体などへ赴き、「自然体験・木工体験プログラム」を企画・実施します。

「環境教育・木育コーディネーター」として、年間を通じて取り組もうとする保育園や幼稚園、こども園で、「自然体験・木工体験カリキュラム」を企画・実施します。

「環境教育・木育インタープリター養成研修」を企画・実施し、園で自然体験・木工体験プログラムを実践できる先生を養成するお手伝いをします。

子ども会やサークル、有志の集まりといった一般の皆さんに対して、ニーズに合わせた「自然体験・木工体験プログラム」を企画・実施します。

高齢の方、障がいのある方に対して、ニーズに合わせた「自然体験・木工体験プログラム」を企画・実施します。

主催事業として、ガイドハイク(身近な野山歩き)や雪遊び、川遊びなど、季節に合わせた自然体験プログラムの企画・実施もしています。

環境教育・木育で目指す未来

the future

環境教育や木育で目指すこと。それはつまり、自然や森、木と人とのより良い関わりと、より良い社会と文化をつくっていくこと。そして、「豊かな心」と「自発性」「自律性」を持った人を育てていくことです。

この取り組みは、何も、自然や、環境問題への意識が高い人だけのものではありません。要は、自然や環境問題が「身近なのか」「身近ではないか」に関わらず、これらに「興味を持つ」ということ。日頃、都会で過ごしている人にとっても、自然が多い場所で過ごしている人にとっても大切なことなのです。

日本は自然が豊かです。そして日本は、世界の中でも有数の「森林大国(森林率約7割)」ですから、森や木がたくさんあります。この資源を上手に活かし、触れる機会をたくさんつくることで、結果として、自然や森、木を暮らしに取り入れながら、どのようにして、この資源を次世代へバトンタッチしていくことができるか、また、どのようにして環境問題や社会問題を解決することができるかを自ら考え、行動することにつながっていくと思います。

自然の中で走り回る子供

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